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村田沙耶香著『コンビニ人間』が第155回芥川賞を受賞!

幼少時より「普通でない」恵子が
主人公として登場する『コンビニ人間』。

キンドル本を発売日に買って読んだので
ネタバレになっちゃいますが
あらすじを書きました!

芥川賞選考委員の川上弘美さんの評価にも注目です。

村田沙耶香さんの画像

https://twitter.com/ellejapan
https://twitter.com/ellejapan

村田沙耶香さんは色白で長い黒髪、鼻筋がすっと通ったお顔立ち。わりと明るくて淡々とした方のように見えます。

村田沙耶香さん プロフィール

生年月日:1979年8月14日(36歳)

出身地:千葉県印西市

職業:小説家

最終学歴:玉川大学文学部

活動期間:2003年 –

代表作:『ギンイロノウタ』(2008年)『しろいろの街の、その骨の体温の』(2012年)
受賞歴:群像新人文学賞優秀賞(2003年)野間文芸新人賞(2009年)
三島由紀夫賞(2013年)芥川龍之介賞(2016年)など。

デビュー作:『授乳』(2003年)

村田沙耶香さんの父親は裁判官ということです。

父親の職業が村田沙耶香さんの作品に影響しているでしょうか。

村田沙耶香『コンビニ人間』本の値段は?

『コンビニ人間』のアマゾンでの発売日は7月27日でした。
単行本で1,404円(税込み)、Kindle版が1,399円(税込み)

オバサマはKindle版『コンビニ人間』を購入し読み終わりましたので
ネタバレのあらすじ詳細を追加しました。

『コンビニ人間』のネタバレ(結末)を知りたくない方は読まないで下さいね^^

村田沙耶香『コンビニ人間』ネタバレなあらすじ

主な登場人物は主人公の古倉恵子(36歳)と白羽(しらは)という新入店員の男(35歳)。

恵子は、子供の時の言動から「普通ではない」と学校や級友・親から判断されたことで、自分の意志で行動することを放棄して生きていく。

「普通にならねば」と思うがどうやったら普通になれるのかわからないまま大人になる。

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恵子が大学一年生の時、コンビニのアルバイトに応募する。コンビニの研修は恵子に「普通になる方法」を教えてくれる。

普通の声の出し方、普通の表情、客への対応など、マニュアル通りに行動すればよいのだ。それは恵子がずっと求めて来たものだった。

こうして恵子は「普通の人間」になって行く。

喜怒哀楽の感情表現や服装も他の店員の真似をすることで、恵子は完璧に「普通の人間」になっていた。


それから18年が過ぎ、店長や店員は次々と変わったが、コンビニは続き、恵子もずっと変わらず「普通の人間」を続けていた。

そんなある日、白羽という男が店員として入ってくる。白羽は働く意欲がないだけでなく、コンビニ店員を軽蔑し、悪態をつく、屈折した人間だった。その白羽がコンビニの女性客をストーカーし、首になる。白羽がコンビニに応募した目的はなんと「婚活」だったのだ!

その頃恵子は高校の同級生宅であったバーベキューパーティーで、結婚していないこと、子供がいないこと、就職していないことを話題にされ、周りが恵子を「普通でない」と思っていることを自覚。なんとかしなければと危機感を持つ。

そこで恵子は白羽を自分の狭いアパートに住まわせ、カモフラージュのための同棲生活を始める。すると周囲は恵子を「普通」として祝福し、歓迎するようになる。コンビニの店長や他の店員の態度もガラリと変わる。

白羽は働くのが嫌いな怠け者で家賃滞納の借金から逃げまわっていた男だった。恵子を女としてもう役に立たなくなった汚い存在と思っていたが、借金取りから逃れる他の術がなかったので恵子の申し出を受け、アパートの風呂場で暮らすようになる。

ある日、白羽の義妹がアパートに突然現れて、借用書にサインするように迫る。滞納家賃は白羽の母親が立て替え、謝罪もしたということ、働いて早く返すようにと伝えに来たのだった。

義妹は、恵子にもコンビニのバイトを辞めて、就職するか結婚するかした方がいいと忠告する。

そして恵子は18年間勤めたコンビニを辞める。白羽は恵子のヒモになり、世間からずっと隠れ続けるために、恵子の仕事を探し始める。

恵子は押し入れの中で眠っている時間のほうが多い怠惰な生活をしている。

一ヶ月経ち、就職面接を奇跡的に受けることになった恵子は、送って行くという白羽と一緒に面接会場の近くまで行き、トイレを借りに二人でコンビニに入る。

コンビニに入った恵子はコンビニで働いていた感覚が戻ってくるのを感じ、若い店員に色々アドバイスをするのだった。

トイレから出てきた白羽に咎められ、恵子はコンビニから引きずり出される。自分が「コンビニ店員という動物」だと悟ったと白羽に告げる恵子。白羽は気味悪がって悪態をつきながら去って行く。

恵子は面接先に断りの電話を入れ、新しいコンビニ店を探さなくてはと決意する。(エンド)

『コンビニ人間』芥川賞選考委員の川上弘美の評価は?

川上弘美さんは『コンビニ人間』が、「SF的」「ユーモアがある」「『普通』に対する批判」「21世紀の今書かれるべき、興味深い作品」と評されています。

川上弘美さんも不思議で(SF的?)独特な世界を持った作品を書かれますね。オバサマは川上弘美さんの作品の大ファンです。

川上弘美さんの芥川賞受賞作『蛇を踏む』けっこう好きなんです。今からちょうど20年前、1996年の受賞作ですね。

村田沙耶香さんと川上弘美さんの作品、比較しながら読んだら面白いかもしれません。